日々成長できる電気工事士の仕事内容とは?資格ごとの違いも解説


電気工事士は、建物に電気という命を吹き込む専門職です。近年の5GやAIが象徴するように、電気の利用の幅はますます広がっており、それに伴って電気工事士の重要性も増しています。では、電気工事士は具体的にどのような仕事をしているのでしょうか? 今回は、電気工事士の仕事内容や、資格のランクによるできることの違いをご紹介します。




■電気工事士の主な仕事内容


電気工事士の仕事は、「建築電気工事」と「鉄道電気工事」に大別されます。鉄道電気工事は、文字通り鉄道に関係する施設・設備の仕事なので、やや専門性が高めです。今回は、より身近な場所の工事であり、弊社でも手掛けている建築電気工事について解説します。


建築電気工事の主な内容は、屋内外の配線工事や冷暖房設備の工事、ビルの管理業務などです。それぞれの特徴を見ていきましょう。



電気工事士の仕事内容1:内線工事


建物の中に配線を行う工事です。壁の中にケーブルを張り巡らせ、スイッチやコンセント、照明、各種設備などにつなぎます。業者によって一般家庭が多かったり、ビルや工場など大型の建物をメインにしていたりとさまざまです。



電気工事士の仕事内容2:外線工事


電柱から電線を引っ張ってきて、建物につなぐ工事です。電気工事士が電柱に登って作業している様子を、見たことのある方も多いでしょう。かつては工事中のミスにより、付近一帯を停電させてしまうこともありましたが、現在は技術の革新によりその心配はまずありません。また、最近では電柱をなくし、地中に電線を埋めるケースも増えています。



電気工事士の仕事内容3:冷暖房設備の工事


エアコンに関する工事です。大きく分けると、取り付け・取り外し・クリーニングの3種類があります。お客様が家電量販店などでエアコンを購入した後、専門業者が仕事を請け負い、ご自宅での古いエアコンの取り外し・新しいエアコンの取り付けを行うケースが多いでしょう。



電気工事士の仕事内容4:ビルの管理業務


これはやや特殊で、ビルの設備の総合的な管理を行う仕事です。電気設備以外にも、水道設備や空調設備、自動ドア、エレベーター、ボイラーなどの管理・工事を行わなければなりません。そのため、電気工事士以外の資格も必要となります。




■同じ電気工事士でも、第一種と第二種でできることが違う!


電気工事士の資格には、第一種電気工事士と第二種電気工事士の2つがあります。どちらの資格なのかによって、従事できる仕事の内容や規模が変わってくるため注意が必要です。2つの資格の違いを見ていきましょう。


・第二種電気工事士

電圧600V以下の「一般用電気工作物」の工事が可能です。一般の家庭や小規模なお店における、配線や電気設備の工事ができると考えていいでしょう。照明やエアコンの取り付け、コンセントの増設などは簡単な工事に見えるかもしれませんが、実際はこのような専門資格が必要なのです。現場経験を積んだら、まずはこの資格の取得を目指しましょう。


・第一種電気工事士

第二種の内容に加えて、500kW未満の自家用電気工作物(ネオン工事及び非常用予備発電装置工事を除く)の工事が可能です。つまり、ビルや工場、病院、学校などにおける、より高圧の業務用電気設備の工事ができるようになります。仕事の範囲が大きく広がるので、受験資格を満たしたら積極的に取得したいところです。




■電気工事士は苦労もあるが、安定していて社会に貢献できる仕事


電気工事士は体力が必要で、習得すべき知識や技術も多く、資格の取得も必須となります。そのため、大変な仕事だと感じる方もいるかもしれません。しかし、電気工事は常に需要のある仕事なので一度技術を身につけさえすれば安定して働けます。キャリアアップして管理職になるのはもちろん、将来的に独立を目指してもいいでしょう。


また、電気は社会のインフラとして必要不可欠なものです。それを支える電気工事士は、社会貢献度が非常に高い仕事だといえます。「世の中の役に立ちたい」という熱意をお持ちの方にとっては、うってつけの仕事です。社会に貢献し、自らの市場価値を高めるためにも、ぜひ電気工事士を目指してみましょう。


柳電設では、電気工事士として働きたい方を募集しています。経験者はもちろん、未経験者でも大歓迎。仕事は先輩が丁寧に教育し、会社の制度を利用して資格を取得することもできます。自分の市場価値を高めたい、手に職をつけたい、社会の役に立ちたいという方はぜひご応募ください!


詳しい募集要項はこちらをご覧ください

https://www.yanagi-densetsu.com/recruit#section_179112